• Yperite/Charogne - split

両者フランス産ブラック/デスメタル、2006年作250本テープ。

  • Yperite

チャリチャリシャリシャリ耳障りこの上ない音質で奏でられる
スラッシーで汚らしいリフ、
ノイジーすぎてどう叩いているのかよくわからないドラム、
ノイジーにギャアギャアテンション高めに喚くVo等が絡む。


音質はまさに劣悪だが、そこに絡むノリのいいリフが
なかなかの格好良さ。

  • Charogne

同じくチャリチャリジリジリノイジー極まる音質で奏でられる
邪悪でスラッシーなリフ・荘厳なトレモロ
ベチベチテンション高めに突っ走る打ち込みドラム、
ギャアギャアノイジーにガナリ喚くVoが絡む。


こちらもYperite同様、汚らしい音をまき散らしながら
突進するなかなか格好いいデス/ブラック。


両者Antaeus+南米ブラック/スラッシュ辺りを合わせたバンドが、
安っぽい機材と寿命がやってきたテープを使い、
一発録音でもした感じとでも言えば良かろうか。
(Ulffetherをもっとノイジーにした感じとも言える)
しかし、この劣悪音質と攻撃的な音が、
邪悪さと格好良さを同居させる形となっており、素敵。


そんなわけで、劣悪音質ブラック/スラッシュ等が好みであれば、
本作もツボに嵌るのではないだろうか。