Outsider

Outsider

アメリカ産ヒップホップ、2006年作。


1stの頃は、DJ KRUSHやDJ Cam、DJ Spooky等と
トリップホップと呼ばれ、もの悲しいインスト作品の傑作を
多くリリースしていたが、今作ではファンキー/ロック色の歌物、
デジタル色の強い音とE40、Keak Da Sneak等の西海岸勢ラッパーを交えた
アルバムとなっている(インスト曲は若干数曲のみ)。


The Private Pressの「You Can't Go Home Again」や「Six Days」、「Blood On The Motorway」等とデジタル色強いアッパーなラップものを合わせた感じとでも言えばよかろうか。


このデジタル色/アッパー色ある音は、
(一時期メジャー物で多く聞かれたような。メジャー物が悪いとは個人的には思わないが)
以前の彼の作風からはかなり離れた感じなので賛否あるだろう。


Endtroducingの路線が強すぎた自分にとってもかなり戸惑ったが、
聴くにつれ、段々慣れてきた。
物悲しい路線の曲(歌物)もあるので、たまにはこういう作風も良いかもしれない。
ラップものに関して言えば、
QUANNUMのメンバーを配置すれば良かったのでは無いかとも思うが。