ワンス・ワズ・ノット

ワンス・ワズ・ノット

カナダ産テクニカルデス、2005年作。
Lord Worm氏のVo復帰作でもある。


相変わらず全編展開コロコロ変りまくりな
複雑デスを行っている。


毎回凄まじいFlo Mounierのドラムも、
今回はドラムの音質が良い(前面に出ている)所為か、
いつも以上に凄まじく感じる。


ギターはギターで、時折入り込むメロディアスなギターソロ(ネオクラシカルな雰囲気も)
が良い感じ。贅沢を言えば、もっとソロパートを増やして欲しいが。
(And Then You'll BegのWe Bleedや、今作でのAdeste Infidelis、
Whisper SupremacyのCold Hate, Warm Bloodのような。
または、The Frantic Pace of Dyingのようなメロディアスなトレモロでも良いが)


復活したLord Worm氏のVoについては、
None So Vileで聴けたような「ヴォ〜ヴォヴォヴォ〜」という
低音Voは影を潜め、絶叫系・ガナリ・唸るようなデス声等を
絡ませている。この変化は賛否あるが、個人的には特に気にならず。


そんなわけで、いつもどおりの素晴らしい展開だらけの作品。
60分近くあるので、聴き通すとかなり疲れが来るが。