スイス産ブラック/スラッシュメタル、2006年作。
ブラックメタルに強い影響を与えたとして、
BATHORYやVenom等と共に語られているバンドの16年ぶりの新作。


DOOM系を彷彿とさせるスローで重いリフ・攻撃的リフ、
ボコボコスロー〜ミドルを基本として叩くドラム、
クリーンVo、ガナリ系Vo等が絡む(暗い女性Voも一部で聴ける)。


全体的に重く、ダークな感じを醸し出しているが、
特に、A Dying God Coming into Human Flesh、Obscured等は、
重くスローな展開でDoomメタルを彷彿と。
(特に後者は、暗い女性Voも絡み、funeral Doom的でもある)、
また、Totengott等では、ダークアンビエント調の不穏な曲を
やっており、これも良い塩梅。


全体的に重いリフ・暗い展開で統一されており、
初期のスラッシュ/ブラックな展開とはまた違った雰囲気だが、
これはこれで良い感じの復活作ではなかろうか。


Doom系の暗い楽曲が好みであれば、買ってみても良いかもしれない。


ちなみに、digipak盤には「Temple of Depression」がボーナスとして収録。
これも、重くミドル展開な楽曲で暗い。