• Wolves in the Throne Room - Diadem of 12 Stars

アメリカ産ブラックメタル、2006年作。


憂鬱・物悲しい・寒々しいリフ、
緩急をつけて進むドラム、
靄がかった風景を思い起こさせるキーボード、
絶叫系Voやうっすらと被さる女性Vo(1曲目・4曲目)等が絡む。


Lunar Aurora、Nocternity辺りの
神秘的な雰囲気を醸し出すドイツ系バンドに、
物悲しい雰囲気を混ぜ込んだ音といった感じか。
Kaltetod辺りを疾走させた感じとも言える。


曲もその辺りのバンド同様、
4曲で60分弱とかなりの大作志向。
しかし、寒々しく・憂鬱・物悲しい展開は
素晴らしく、メリハリもあり、飽きることもなく聴き通す事が出来た。


とりあえず神秘的且つ、適度に物悲しい雰囲気に包まれた
ブラックメタルが好きであれば大当たりであろう作品。


またジャケットに関しても、曲の雰囲気と合致しており、素晴らしい。