サイドニア

サイドニア

イギリス産アンビエントの重鎮、
アレックスパターソンの2001年作。


元来耳に馴染みやすい作風ではあったが、
今作はさらに聴きやすい部類。
Vo入りのキャッチーでポップな曲有り、
チルアンビエントな曲有りとなかなかバラエティ豊か。


最終曲「Terminus」では、プログレ大御所King Crimson
Robert Fripp氏がギターで参加している。
自己主張しすぎず、一歩引いて自分の役割をこなしており、
ゆったりとしたアンビエント作品の中にうまく融け込んでいる。
個人的に、このアルバム曲中一番のお気に入り。

Sanddollars

Sanddollars

Elephant Eyelash

Elephant Eyelash

アメリカ産ヒップホップ/エレクトロニカ/ポストロック集団アンチコンの一員の2005年作。
彼の場合、ヒップホップの片鱗こそ音に現れている気もしなくもないが、
全体的にブリティッシュ系に通じるようなポップ/ロックになっている。


とりあえず、広い視野で音楽を楽しめる人向けか。


アンチコンはエレクトロニカ勢とのコラボも多く、なかなかおもしろい集団でお気に入り。
知的というか、どこかぶっとんでいる歌詞も良い。

クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様)

クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様)

イギリス産Robert Fripp率いるプログレ重鎮バンド、オリジナル録音は1969年。
今作は、オリジナルマスターのリマスター盤。
これで自分が持っている宮殿は4枚(リマスター等)となる。
自分好みに音量や音圧を設定した音源含めれば5枚か。


1曲目からもはや説明不要。通して何度聴いてもまったく飽きない。


今(正確にはDiscipline辺りからか)と当時で作風が極端に変わっているが、
個人的には最近の彼等も好きだ(ヌーヴォメタル!)。
まあ、油がのりきっていたというか、神がかっていたのはこの頃(宮殿〜)かもしれないが。


音質はさすがに良い感じ。
紙ジャケは毎度の事ながら苦手だが。

  • BLUEPRINT HUMAN BEING - Heaven Is All

右上の写真が彼等の作品。
フィンランドプログレロック、2006年作。
Paradigms recordより750枚限定リリース。


サックス、ヴァイオリン等を絡め、
King Crimson(RED、ポセイドンの目覚め、太陽と戦慄)辺りに影響を受けた
感じのプログレッシヴで懐かしい感じを受ける音楽をプレイしている。


ジャケは微妙にグロテスクだが、なかなかの出来。
Voがちょっと癖のある歌い方(現地語)をしているので(多少デス声も)、
多少好き嫌いがわかれるか。


In the Woods(プログレロックになってからの)辺りが好きなら楽しめるだろう。
彼等もEpitaphのカヴァーをしていたり、King Crimson等の片鱗を感じさせるバンドではあった。