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- 作者: グイドクノップ,Guido Knopp,高木玲,藤島淳一
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2004/01/01
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(マイノリティ迫害等はこの国・時代に限ったことではないが)
一方、NSブラックを聴いている自己矛盾にげんなり。
(NSに限らずブラックメタル自体(音楽全てにいえるか)、思想に同調して聴いているわけではないが…)
久しぶりに上の本を読んでそう思いを巡らせていた次第。
「わたしはガス室というものを見たことがない。
見るに耐えなかったからだ。多分気を失ったことだろう」
しかしこのアイヒマンの無責任ぶりはなんだろうか。
企画推進させたのは彼等だが。
アウシュヴィッツ所長ルドルフヘスも自身の手記に於いて
このようなニュアンスで机上で虐殺を推進させた人間を皮肉っていた。
虐殺推進派の人間が虐殺風景を見て彼等は
「あなた方はなぜこんな事を平然とできるのだ?」と言っている、と。
その点、全てに於いて一貫し冷徹を貫いたのはヒムラーか。
この一文が特徴的だろう。
下記はこれから死に赴くユダヤ人少年とヒムラーの問答。
「君はユダヤ人か」
「はい」
「君の両親はユダヤ人か」
「はい」
「祖先のなかに誰かユダヤ人でないものはいるか」
「いいえ」
「ならばわたしも君を助けることはできない」
そんな彼も、ガス殺を直にみて吐いていたらしいが。
まあ、修正主義の中ではこの問題、結構な論争があるようだ。
話は始めに戻るが、なぜ自分はNSブラック等を購入し続けるのか。
理由は簡単であり、病的な収集癖の為となる・・・。
他にも読んだり買ったもの。
- 作者: プリーモレーヴィ,Primo Levi,竹山博英
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アウシュヴィッツは終わらない―あるイタリア人生存者の考察 (朝日選書)
- 作者: プリーモ・レーヴィ,竹山博英
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作者は主役シュタングルの他に、その周辺人物にもインタビューを試み、
ナチスドイツで起こった人間の闇(ドイツ人に限ったことではない)を暴いていく。
迫害〜虐殺は普通の人間が行えるはずは無いということはない。
悲しいかな、人間であるが故、行えてしまうのである。
そうであるが故、様々な関係者が語る淡々と進んでいった虐殺工程を、
改めて恐ろしく感じるのである。
鬼のような厳格・冷酷さを持つSSとしての行動・家庭での穏やかな性格という恐怖の二面性。
特に後者は、ニュルンベルグ裁判等の被告等に対し弁護側の家族・同僚が大抵口にしていた事であるし、
アウシュヴィッツ所長ルドルフヘスの著書でもそのように書かれている。
この本での主役、トレブリンカ絶滅収容所長シュタングルもその例に漏れなかった。
一方彼等は大抵、率先して迫害を行った人間等を例に挙げ、
「あの野郎(部隊)は真のサディストだった。我々は断れなかった」等とも語ってもいるが。
まあ、劣等人間(自分)の戯れ言でしたとさ。