World of Lies

World of Lies


オーストラリア産ガバ・テクノ/デスメタル、2006年作。
今作からメンバーは仮面を外し、全員素顔で勢ぞろい。


音は、前作のようなドファストな音源もあれば、
スロー・ミドルで聴かせる音源もあり、
前作・前々作以上に曲にメリハリが出来た印象。


適度にスウェディッシュ系のメロディアスな雰囲気も漂わせるギター、
BASS音がまさにガバ系の打ち込みを彷彿とさせる打ち込みドラム、
低音咆哮系と素敵な絶叫系を混ぜ込むVoが絡む。
ちなみにこのドラム、2ndではドラマーがジャケに映っていたことから、
ドラムを人力で叩かせた後、BASS部分等をPCで加工してつくったのかしら?
と想像していたのだが、どうやら違うようだ。


音質も整理され、前作等のシッチャかメッチャカでファストな感じを
期待して買うと、多少期待を裏切られるかもしれないが、良質な出来だと思う。
とりあえず、ガバとデスの融合に興味がある人は買って損はない。


ちなみに、表面がCD、裏面がDVDになっているのだが、
トレイに入れる時に非常に気を使う仕様(傷をつけぬように)。

  • PRINCESS ARMY WEDDING COMBAT/AKAKNUE- split

皆大好きFMD産ノイズポルノゴアのスプリット。
前者はもはや説明不要かもしれんが、
アニメやファミコンからのサンプリング+KID606の頭のネジを100本ほど外して
ノイズブレイクビーツを作らせればこんな感じになるだろうか(そういえば彼もアニメが好きだ)。
そして、ゴボゴボVoがちょっと絡む。
そんなワクワクする音源。


後者は、酷いノイズの塊である。
「シャーシャーガーガーピーピー」
ノイズの嵐。
もはや初めて聴く人にはゴミにしか思えないだろうが、
そのゴミに1000近くのお金を払うのが粋(そのゴミに1万以上使っている)。