■

• Odal - Wilde Kraft

ドイツ産ブラックメタル、2005年作。
全体的に曲も音質も全てにおいて向上したと思わせる作品。

Sturmes Brutの流れを汲みながらも、音圧が上がったギターで
寒々しくメロウなリフを弾くギター、ドコドコいい音で響くドラム、
多少後ろに引っ込み気味ながらも、ガナリ・絶叫をするVoが絡む。
相変らず、どこかNargaroth的とも言える哀愁のあるリフが素敵。
最終曲では、なんとヴァイオリンを混ぜ込んだ曲をやっており、
これも素晴らしい出来。Voが入っていないのが何とも残念であり、
この際、全曲ヴァイオリンをいれても良かったのではないかとも思わせる。

そんなわけで、Sturmes Brutが好きだった方はもちろん、
寒々しくメロウなリフが好きな北欧プリブラ好きには間違いなくツボに嵌るであろう作品。