ぬさり道―究極楽チン開運バイブル (バンブー・コミックス)

ぬさり道―究極楽チン開運バイブル (バンブー・コミックス)

なんとなくぶ〜りん等のカワイイ系の漫画を描いていた漫画家さんの本。初版は2004年。
題名のぬさるとは「運の良い人・もの・事」という熊本の方言だそうだ(本書より抜粋)。
で、作者の夫、周囲の人々がぬさっているのか、そうでないかを作者の視点から分析し、
自分がぬさる為に参考にしていくといった内容。


内容は、いかにして「ぬさるか」に焦点を当てているが、作者の夫婦生活や人間関係も
垣間見ることが出来るので、それも楽しい。
結婚をしている主婦の方や主夫の方も親近感を覚えられる内容ではなかろうか(自分には縁がないな)。


「なんでこいつが…・妬ましい」といったネガティブな視点で描かれることもほとんどなく、
ぬさっている人を見て「私もこんな生活を目指したい!」とひたすら実践する前向きな姿が
見ていて清清しくもあり、うらやましくもあり。(これまた後ろ向きな自分には縁がないが)


そんな感じで、気分を明るくしてくれる漫画かと。


そういえば、自身の年表で「盗作」についての記述があるが、当然「とんでぶーりん」の事なんだろうな。
確かに、豚とキャラ名が被ってはいたと思うが、シナリオや登場人物は全然別物なんだけど。
まあ、GOサインを出した出版社の問題かしら(同じ出版社だからなぁ)。
一読者としては両方好きだったけど。