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• Xasthur / Acid Enema - split

両者ともアメリカ産ブラックメタル。
オリジナル音源は2002年作で自分のは2003年の再発盤。
前者は鬱系ブラックメタルとして名を馳せているが、
今作でも相変らずな展開。
気分が滅入ってくるようなトレモロギターリフと、そこへ重なる不気味なキーボード、
絶叫や呻きを使い分けるVo。素敵な暗さを醸し出している。
ドラムが打ち込みだが特に気にならず。
後者のAcid Enemaは現在では解散してしまったらしいが、
こちらはさらにノイジーな作風。
ジリジリしたギターにトレモロリフ、打ち込みのポコポコしたドラムが重なる。
Voも歪ませまくり。キーボードの取り入れ方とかが多少Xasthurと共通してるかも。
ピアノの音色がいい味だしてるTranscendingがお気に入り。
ちなみに両者ともカヴァー音源あり(RitualとMayhem)。
前者は知らないので調べてみたが、結構その手の名前のバンド多くて探すのまんどくさ。
まあXasthurぽく相変らず鬱展開。多分オリジナルとは結構かけ離れてると思う。
Xasthurらしくないギターソロがあるのでその辺はオリジナルに忠実なのかも。
後者はMayhemのDeathcrushカヴァー。
他の音と違いえらく音がでかく大暴走している。
ドラムの暴走とVoの絶叫を抜けば原曲に忠実かと。
ドラムはガバテクノ万歳なテクノな音。
多分BERZERKERがBLACKやったらこんな感じなんだろう。
Xasthur好きな自分としては安心して楽しめる1枚だったとさ。