読書

〈民主〉と〈愛国〉―戦後日本のナショナリズムと公共性

〈民主〉と〈愛国〉―戦後日本のナショナリズムと公共性


読み応えあり杉。
戦中・戦後の有名所知識人を当時の時代背景やその思想へ行き着くまでの過程が
非常に興味深い。
個人的には第八章に於いて書かれている石母田正網野善彦との関係が特に。
幸か不幸か共闘世代でもなし、戦後の悪い意味での平和主義に染まった人間なので
当時の人間の葛藤、気持ちなどは理解するの難しいんですが。
これを読んで良くも悪くも各識者の思想に興味を持ち、そこから
関係書籍を買って視野を広げていく方法なんかいいんでは。