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- Burzum - Fallen
寒々しく荘厳、ミステリアスに掻き鳴らされるトレモロ・リフ、
スロー・ミドル主体でベシベシ叩かれるドラム（疾走もある）、
ウギャウギャガなるノルウェー語ガナリ、気だるげなクリーンVo等が絡む。
音質含め、基本的に前作の延長線上的な、
ミステリアスな雰囲気で進むブラックメタルを展開。
前作と比べるとミドル展開が増え、
さらに気だるげなクリーンVoの割合が若干増えた印象。
とはいえ、『Filosofem』辺りからの流れも感じさせるトレモロリフから、
一聴してBurzumとわかる雰囲気を醸しており、さすが。
この人、技術的にすごいのかはわからないが、
自分の音を確立できてはいると思う。
「Vanvidd」のミニマルなトレモロリフは、若干「Jesus' Tod」な感じがして素敵。
そんなわけで、前作のミドルテンポ曲が好みであればもちろん、
『Filosofem』等が好みであれば、本作も楽しめるのではなかろうか
